- 2018-5-30
- 生活保障

生命保険の保険金受取リの方法は、大きく分けて一括受取と分割受取の2通りがあります。あまり深く考えずに受取り方法を選んでいる人もいるかもしれませんが保険金の受取方によって課せられる税金に違いがでます。保障額は同じでも、受取方によって税金額が異なり受領総額も変わってきますのでこれを機会にしっかりと理解しておきましょう。
【保険の種類によって受取方が異なる】
保険金の受取方は自身で決められるものばかりではありません。契約している保険の種類によっては選択できないものもあります。
・終身保険 一括受取はできるが分割受取はできない
・定期保険 一括受取はできるが分割受取はできない
・養老保険 一括受取はできるが分割受取は商品によってできるものとできないものがある
・学資保険 一括受取も分割受取もできる
・収入保障保険 一括受取も分割受取もできる
・個人年金保険 一括受取も分割受取もできる
契約時に年金受取方式を特約として付加している場合は、分割受取ができるものもあります。また、学資保険の場合一括で満期金を受取るよりも分割で受け取る方が受取総額は多く返戻率も高くなるのでおすすめです。
更に分割で受け取った方が課税金額は少なく税金の支払いが軽減されるメリットもあります。
【一括で受け取る方法と分割で受け取る方法どちらがお得?】
このように、保険によってさまざまな受取方がありますが総受領額、税金などを考えるとどちらの受取方がお得なのでしょうか?
一概には言えませんが、子供の大学入学時や家のローンの支払いなどまとまったお金が必要な時は一括受取りがおすすめです。一方で、すぐにまとまったお金が必要ではない場合や、大学の学費など継続して資金が必要な場合は分割受取りが向いています。
【分割受け取りのメリット】
保険金や満期金を一括で受取る場合、金額が多かったり、他の所得が多い場合は基礎控除を利用しても税金が高くなるケースがあります。
分割で受け取る場合のメリットとして、安定した収入が見込める、一括受取よりも課税金額が少なくなるため税金の支払いが軽減される、受取総額が多くなるなどのメリットがあります。
保険会社によっては、手続きの簡素化、支払う保険金が少なくて済むなどの理由で一括受取を勧めてくるケースもありますが多くの場合保険金は分割で受け取る方がメリットは多いでしょう。
【まとめ】
保険金や満期金などの受取り方によって支払う税金や、受取総額が異なります。保険の無料相談などを活用して自身が加入している保険について、どちらの受取方法がメリットが多いのか確認しておくと安心でしょう。