- 2017-10-5
- 医療・がん保険

医療保険は、病気や怪我に対する保障として加入しますが、加入する時には必要な保障額や保障期間などを明確にして加入することが大切です。
医療保険に加入する目的や保障期間、保障金額などを詳しくみてみましょう。
【医療保険の目的】
医療保険は、入院や手術の際に保険金がおりるものですが加入する主な目的は「治療費の経済的・精神的負担を軽減して患者が治療により専念できるようにするため」です。
現在充分な貯金があるから大丈夫、と考える人もいるかもしれませんが、退院後もすぐに元通り働けるとは限りませんし、貯金を切り崩した為に退院後の生活が苦しくなったり、療養のために通院する時間が必要で思うように働けないなどのリスクもあります。
また入院中は多くの検査があるため、治療に高額な費用がかかるのが心配で、という不安の声も多く聞きます。
このような不安を抱えたまま治療を行うのは精神的にもよくありません。金銭的な不安が解消され治療に専念できるのは治療を受ける患者としては大きな安心になるでしょう。
【医療保険で備えることができるもの】
医療保険に加入する際には、自身にとってどのような保障が必要なのか知っておきましょう。医療保険で備えることができるものとして、下記のようなものがあります。
・病気や怪我などをした際の入院や手術の保障
・病気や怪我に対する通院の保障
・がんに対する保障
・女性特有の病気に対する保障
・成人病に対する保障
・介護に備える保障
・病気や怪我で働けなくなった場合の収入保障
・老後の生活に対する保障
・世帯主の死亡に対する保障
など様々なものがあります。自分にとって医療保険で必要な保障は何なのか明確にしておきましょう。
【誰のために必要になるものか】
また、医療保険に加入する際にはそれが誰の為に必要になり、いつまで必要なのか、またどれくらいの保障が必要になるのかも明確にしておくとよいでしょう。例えば、夫婦2人で子供がいない世帯の場合は、ご主人に万が一の事があった時に奥様が専業主婦の場合、後の生活補償等が必要になります。しかし、奥様も働いておりある程度の収入を得ている場合は、そこまでの保障額は必要ありません。
また、奥様が働いていても子供がいる世帯では教育費の心配がありますので、保障額は大きくなり必要な保障期間も子供が独立するまでなどとなるでしょう。
このように、医療保険は誰のために、いつまで、どれくらい必要になるのかをはっきりとさせて加入するようにしましょう。