- 2017-8-4
- 医療・がん保険

ALAとは、アミノレブリン酸の略で、別名「生命の根源物質」と言われています。ALAは体内で生合成されますが、ある一定の年齢を超えると減少していくため、それを補う必要があります。アミノレブリン酸の効果や重要性について見てみましょう。
【アミノレブリン酸の効果】
アミノレブリン酸には医療や、美容、農業などで様々な効果があると言われています。
医療分野
・発毛
・貧血防止
・皮膚がんなどのがん治療
・脳腫瘍術中診断
農業分野
・植物の成長や促進
・除草剤
美容分野
・アトピーなどの乾燥肌の改善
・しわや乾燥の改善
・アンチエイジング
【アミノレブリン酸が減少すると】
アミノレブリン酸は、17歳をピークに減少し始めます。
アミノレブリン酸が減少すると、体に必要なエネルギーを作る能力が低下し、疲労を感じやすくなったり、体温が低下したり、冷え性、動悸やめまい、息切れ、無気力、集中力の低下、鬱状態、肌荒れ、貧血などを起こしやすくなります。
アミノレブリン酸は、動植物の細胞に存在するので基本的にあらゆる食品から摂取できます。特に含有量の高い食品は下記のようなものになります。
食品100g中に含まれるALA含有量は、黒酢150、ワイン110~173、日本酒70~353となっています。またALAは過熱しても損失されませんので、加熱して調理するものからでも摂取できます。
【アミノレブリン酸の重要性】
ALAは生物がエネルギーを生み出し活動するために重要な役割を担っています。人や、動物の場合は血液中のヘモグロビンなどの原料となるほか、細胞内のミトコンドリアで取りいれた栄養分をエネルギーに変える働きを助けてくれます。ミトコンドリアに取り込まれたALAはプロトポルフィリンという物質に変わります。これと鉄が合わさることで、ヘムを作りヘモグロビンの材料となるのです。
【エネルギー生産力の向上】
ALAはミトコンドリアで鉄などのミネラルと一緒になることで、エネルギー生産力を向上させる効果があります。
人間においては、ALAを摂取することで基礎代謝を高める事ができるという実験結果もでています。酸素消費量や、体温についてALAを摂取していないグループと摂取したグループに分け実験したところ、摂取していないグループに比べ酸素消費量は約1.2倍になっていました。
ALAは、このように私達の生活や健康維持のためになくてはならない物質で、エネルギー活動や、健康のために体内にうまく取りいれて活用していくことが重要になります。
食品からの摂取が難しい場合はサプリメント等もありますのでぜひ、積極的に摂取していくように心がけましょう。